「はかとも」の漢字は「墓友」です。自然葬の一つ、「樹木葬」を希望する人たちが、自分の入るべきお墓の「ご近所さん」と仲良く交流して「ともだち」に なっていることだそうです。
尊厳ある死と葬送の実現を 目指す市民団体NPO法人エンディングセン ター代表の井上治代さんのコメントをラジオで聞きました。
「自然葬」ということばを よく耳にします。「家族」の永遠性が薄れる時代に、「自然」の永遠性の下で眠りたいという人々の願いが形となって、色々な葬送の形が生まれてきたようで す。
樹木葬は、木の下に眠ることになりますから、それが次世代に緑を残すことができる幸せにつながり、国土の狭い日本での土地の有功利用 となると考えられているようです。
一本の桜の下に一緒に眠ることが決まった人たちは、自分のお墓を考えることからつながった仲間、「はか とも」とともに、生きている今を楽しむことができるようになる。自分の最期(さいご)の「終活」(就活にあらず・・・)を楽しみながら考えることが大切 で、お墓を用意するのは、自分らしい生き方を考えることそのものなのだと井上さんが言っていました。
輝いて生きるための「終活」を通し て、次世代への思いやりが深まっていく。いのちのつながりを実感できるようになっていくのですね。
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