先日、20年以上使い込んでいる刃渡り20センチ弱のペティナイフを使ってバターをキューブに切っていました。大して力を入れていたのでもないのに、根もとからポッキリと折れてしまいました。
このペティナイフ、柄の端っこが融けていました。ガスの火にさわってしまって融けたのです。握るには全く問題なく、ちょっと不格好な柄が当たり前になっていたナイフでした。
折れた前日です。何気なく、その融けた場所が気になったのです。「このナイフはずっとこのままなんだな・・・」 何となく、そう思っていました。そして、その翌日、ナイフが折れたのです。
よく「虫の知らせ」と言います。何かが起こる、その前に感じるものです。今回ナイフが折れたのも、虫の知らせだったのでしょうか。長年、私の手元にあったナイフという「モノ」が私にお別れを教えてくれたのでしょうか。
とっても使いやすかったナイフに、改めて「ありがとう、ごくろうさま」と言いました。
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