以前、「品格」「品」という言葉がよく登場していた時期がありました。「女性の品格」という本がベストセラーになったり、「国家としての品格が問われる」という表現が出てきたりしていました。
日本らしい考え方からすれば、この品格とは、全てのことがらの基本となっているもの。それが人であっても国であっても、そして組織や文化であっても、まず品格(品)のあるなしが判断の基準であったはずです。
この品格の基本が「潔(いさぎよ)さ」ではないのかな、と感じるようになってきた近頃の私です。自分の行動に責任を持ち、言い訳をせず、芯を通した生き方をする、それが潔さだと感じるのです。自らの発言の撤回や言い訳、そして保身ばかりを続ける多くの人の姿を見るにつけ、ため息が出るのは私だけではないはずです。
気風(きっぷ)のいい、スカッとするような人や出来事は耳にしたいものですが・・・
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