母が存命だった頃、耳鼻咽喉科に連れていこうと思った時がありました(何のためだったか、それは失念)。近くに新しくできた医院に連絡して、高齢の母を長時間待たせられないので、先に診察の順番取りができないか聞いてみました。「当院では、みなさんにお待ちいただいておりますので」という返事。受診はあきらめました。
昨年末から左耳の聞こえが悪く、花粉症で鼻もムズムズなので、ウン十年ぶりに耳鼻咽喉科へ行かなきゃ、と思った私。上記の医院のホームページを読むと「丁寧な診察をこころがけていますので、お待ちいただくことになります」とありました。受診するとなると午前中はつぶれそうな気配。その時、もう一つのご近所の耳鼻咽喉科を思い出して「あっちへ行こう」とさっそく自転車で。
懐かしい、古い医療機器が並ぶ診察台。鼻の治療器具や耳の聞こえをチェックしたり、鼓膜を刺激する器械も年代物。「点鼻薬と内服薬をだしましょうか」「内服薬はほとんど飲まないので・・・」「じゃあ、点鼻薬だけで」とあっさりした会話の年配の先生。「聞こえを良くする薬もあるけれど、それもやめておきましょう」「また調子がおかしくなったら、来てください」それで治療は終了。
最新の治療機械ではなかったけれど、私に合った(?)ゆったりした耳鼻咽喉科。待ち時間もなく、予想よりずっと早く帰宅できました。何だか得したような朝でした。
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