JTBの時刻表がこの4月号で創刊90周年となったという新聞記事。全盛期には200万部が売れていたけれど、最近はネットで気楽に調べられるご時世となり、販売部数は減少。でもいまだに毎月9万部が売れているというのは立派。
私の時刻表との出会いは必要に迫られたから。浪人時代、アメリカ人夫婦と九州、中国地方を旅行。まだ英語もおぼつかなかったのに「僕たちの通訳」と紹介されてくすぐったかったこと。
陶芸家のご主人は私以上に日本の陶芸に詳しく、山間の名前を聞いたこともない街が目的地だったりしました。ガイドを兼ねた私は、急きょ、時刻表を買って「どうやってたどり着くのか」の解明に四苦八苦。でもそのおかげで、時刻表から旅を作り出す楽しさも知りました。
後日、このご夫婦のところでホームステイする留学が本決まりに。私の人生の大きな転機となった旅、時刻表との出会いとともに、懐かしい思い出です。
今でも新幹線で動く時には、必ず小さな無料の時刻表を手にする私。時の流れがわかるのが好きなのです。
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