被害者家族にとって、この10年は亡くなった人への想いがつのる日々であったはず。この10年、JRの職員が「被害者担当」としてずっと寄り添ってきたという新聞記事。事故発生の時から、原則として各遺族に二人ずつ担当職員がついたのです。
被害者の悲しみ、怒りに向かい合い、それを受け止め、加害企業の責任を果たそうとした担当職員と、被害者家族の間に、この10年間に心が通じ合い、信頼関係も生まれてきたケースがあるとのこと。
遺族とJRとの補償交渉には関わらず、ただ遺族のそばに寄り添うだけの担当社員。遺族とのやりとりの中でこころを病んでしまった担当職員もいたという現実もある中で、加害企業の社員と被害者家族という関係から、人間同士の信頼関係を育むことにもなったこの10年。
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