2010年12月9日木曜日

ITシニア

「おばあちゃまの字は読めない」とお孫さんに言われて、一念発起(いちねんほっき)してコンピューターを勉強してメールを覚えた母のお友達。海外でもどことでもやりとりできるメールで、家族の絆が深まっていると、以前伺ったことがあります。母のことも、「お母さまのご様子、いかがですか?」と折にふれてメールをくださいます。去年米寿のお祝いでした。

70歳を越してから、コンピューターを使い出した私の友人。長年短歌を詠(よ)み、指導する立場の彼女は、書評を「きれいに」書きたい、それがコンピューターを勉強しようと大きな動機でした。私には難しそうにも思える縦書きで、多くの短歌の書評を書いていました。メールにも挑戦して、若いメル友をたくさん作っていました。残念ながら数年前に亡くなってしまいましたが、コンピューターを通して、彼女の最晩年は見知らぬ世界へも大きく羽ばたいていました。

インターネットを利用する65歳以上の人たちは、使わない人たちよりも活動的だと先日の新聞にもありました。使ってみたいけれど、使い方がわからない・・・という年配の人が多い中で、新しいことに挑戦していく、その態度が、気持ちも若々しくするのでしょうか。

生まれた時からコンピューターが身近にあるITネイティブ達が大きくなってきている現代。比較的「昔」からコンピューターを使い出した私。この便利さに振り回されることなく、これからも上手におつきあいしたいと思います。

老化予防には指を使うのが一番とか。日々、指の運動にも勤(いそ)しむことにします。

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