老舗(しにせ)とは「代々続いて同じ商売をしている格式・信用のある店」のこと。創業100年を超える老舗企業が全企業に占める割合を都道府県で比べると、もちろん第一位は京都、となりそうなのですが、あにはからんや、トップは山形県だそうです。
山形県2.53%、京都府2.46%、以下は新潟、三重、長野、福井、滋賀と続きます。
山 形県の鶴岡市にある機械・部品製造業の「伊藤鉄工」という会社が一番古い創業で1189年、何と平安時代に遡(さかのぼ)るのだそうです。平安時代で機 械・部品製造があった?と思わないでもないですが、この企業は鎌倉時代には鋳物(いもの)を製造し、神社の鐘(かね)などを作っていたとか。長い歴史の中で、その時代に合っ た商品を作り続けているということなのですね。この会社は、現在はバルブや水量を計測する電磁流量計などを製作しているのだそうです。
家訓は「細く長く」とか。確かに長いですね。800年を越す歴史です。
目先の利益に囚(とら)われることなく、地道に続いてきたのが本当の老舗。広く社会に認められたからこその実力を感じます。
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