一週間ぶりに大阪へ。COMLの講習会に出かけました。講座6のタイトルは「コミュニケーション能力を高める」です。(8月12日「大阪で勉強中」)
前回までの講座とは違って、平日コース、夜間コース、週末コース、夏期集中コース、それぞれのコースの約半分のメンバー、40人近くが午前の部に集まりました。ほぼ初対面の人同士、最初の伝言ゲームで参加者たちの肩の力が抜けました。
2人1組でそれぞれに3分間スピーチをして、お互いの話し方をチェックしたあと、同じパートナーと交互に短い1分スピーチをします。今度は聞く側に「どんな態度で聞くか」の指示が出ます。「不機嫌に聞く」「目を合わさないで聞く」「相づちを打って聞く」など、スピーチする側にはわからないように、封印された小さな紙を開けます。毎回のスピーチのあとに、それぞれの聞き方(聞かれ方)で、どんな風に感じたかを話し合っていきます。
次は質問練習です。一人が写真を見ます。パートナーは質問を繰り返してどんな写真だったかをイメージしていきます。見事に写真の細部まで表現できたチームあり、全くイメージがわかなかったチームあり。質問の方法で大きな差が出ることを知りました。
最後はロールプレーです。この講座は「医療ボランティア」の養成講座ですから、患者・医療者の役を与えられ、前もって読んだ「シナリオ」に沿って、7分間の診察(相談)場面を再現します。みなさんの役になりきった演技は素人とは思えないほど・・・
その後、第三者の立場でそのロールプレーを観察した一人交えて感想を話し合います。ロールプレイの中で、どんな感情の変化があったのかをお互いに話します。膝の痛みを訴える患者役をした私。古傷の右膝をさわっていたら、痛みを感じてきたのは不思議でした。
気がつくと、終了予定時刻の1時を回っていました。
人と人のこころをつなぐコミュニケーション。医療現場だけでなく、日常のどんな場面でも必要な能力。でも、その大切さを感じないままにことばを発していることがいかに多いことか。日々の会話を意識的に鍛えておくことの大切さ、それを改めて教えてもらった講座でした。
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