「かあちゃんの運転、このごろちょっとこわい」と息子が少しおどけながら運転している私に言ったのは、もう10年ぐらい前のこと。彼の感覚で、ブレーキを踏むかな、と思うタイミングが少しだけ遅くなっていると言うのです。私自身は全く気がつかないことでした。
10年前の私は、まだまだ「もみじマーク」とは縁遠い年齢でしたが、若い感覚からはずれてきていたのは事実のようでした。
動体視力も年齢とともに落ちていく能力の一つ。一瞬のうちに判断をしなくてはならない運転には特に大切な能力。JAFの雑誌に「運転向きの目になれる“動体視力トレーニング”」という記事がありました。
手を前に突き出し、首を動かさずに左右の親指の先を交互に見る。手を上下、左右、前後、あちこちに動かして、色んな目の動きをする。眼球だけを動かしてカレンダーの日付を一日ごとや曜日ごとに素早く見るのもいいとか。
先日のスポーツ面に、プロの野球選手の場合、この動体視力の衰えが一番バッティングに影響がでるとありました。イチローの動体視力の良さには定評がありますが、30歳代後半になると、その衰えが目立ってくる選手も出て来るようです。
加齢とともに、以前より能力が落ちるのは仕方ないこと。でもトレーニングで鍛えられるなら、こころがけておきたいものです。自分の能力を過信することなく、でもあきらめることなく・・・さじ加減を上手にしながら楽しく年齢を重ねていきたいと思います。
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