今年の新語・流行語大賞のトップテンに入った「フェイクニュース」。出所不明の情報がインターネット上に瞬時に広がってしまう危うい現代の象徴。
一体何を信じていけばいいのか、と迷ってしまう私たちには、「フェイクニュース」を見極める能力、「情報リテラシー」が必要なのだ、と言われます。真実を見抜く能力とも言えるのでしょうか?
でも「真実」とは一体何、と聞かれて、これまた返答に困ります。ある人にとっての真実は他の人にとっては違うかもしれない。絶対に正しい真実なんてあり得ない、そう感じてしまうからです。
「真実か偽りか。その二極化が進行して狭間(はざま)が消える。むしろそのほうが危険だ。情報はすべて真実とフェイクの狭間にある。その意識を持つことが、情報リテラシーの第一段階だ」「世界はグレーゾーンで成り立っている」
映画監督・作家の森達也さんのことば、同感です。
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