男子:優勝 フランス、二位 中国、三位 ポーランド
女子:優勝 中国、二位 香港、三位 ハンガリー
男子の決勝戦、本来の45ポイントでなく、時間切れの44対44の幕切れ。中国チームも狐につままれたような顔。私もなぜ決着がついたのかわからなくて、監督に説明してもらいました。
イギリスでフェンシングコーチをしている山本憲一さんのFBに詳細な説明がありましたので、「事後承諾」で掲載します。車いすフェンシング関係者の方々、将来の勉強のためにご一読ください。
山本憲一さんのFBより
パラリンピック 車いすフェンシング男子エペ団体戦 決勝は中国とフランス対決。中国は41-40からラスト3秒で追いつかれて41-41でフランスが勝利。
この結果に呆然とする中国選手だが・・これは中国の選手とコーチ陣営がルールをしっかり理解してなかった。
この結果に呆然とする中国選手だが・・これは中国の選手とコーチ陣営がルールをしっかり理解してなかった。
何が起こったのか。
中国にリードで迎えた最終ラウンド。
40-38で迎えた最後周り。
選手の対戦時間は3分なのだが、1分経過しても中国・フランス共に得点が無かった。
ここで審判は試合を止める。
個人戦でも団体戦でも1セット目、2セット目でも試合が無得点で1分を経過すると「ノンコンバット」とされセットが次へ移行されるが、最終セットだけは特別で、3分の試合時間の中で1分間得点がないと、審判は優先権(プリオリティ)を決めた1分間の戦いへ試合を移行させる。
中国にリードで迎えた最終ラウンド。
40-38で迎えた最後周り。
選手の対戦時間は3分なのだが、1分経過しても中国・フランス共に得点が無かった。
ここで審判は試合を止める。
個人戦でも団体戦でも1セット目、2セット目でも試合が無得点で1分を経過すると「ノンコンバット」とされセットが次へ移行されるが、最終セットだけは特別で、3分の試合時間の中で1分間得点がないと、審判は優先権(プリオリティ)を決めた1分間の戦いへ試合を移行させる。
この場合、通常の時間切れによる「延長戦の優先権試合、同時突き無しの1ポイント勝負で時間切れは優先権側が勝利」のルールとは違い、「1分間の得点をリミット(個人戦は15、団体戦は45まで)までの獲り合い」になる。
そして優先権は同点の時にのみ効果を発揮。延長戦はなく、優先権がある方が勝ちとなる。
そして優先権は同点の時にのみ効果を発揮。延長戦はなく、優先権がある方が勝ちとなる。
つまり、今回の中国とフランスの決勝は最終ラウンド無得点から優先権試合に発展し、優先権はフランスで試合が再開されるもラスト3秒でフランスが追い付き、中国選手が「しょうがない延長戦で1本勝負・・」と思っていたら、フランスが大喜び!中国選手が「え?なんで・・延長戦は!?」と思うようなルールの誤解があったのだ。
これは、選手もだが、コーチ陣営の痛恨のミスでもある・・。
これは、選手もだが、コーチ陣営の痛恨のミスでもある・・。
が、劇的なフランス勝利!
これは、フェンシング男子エペ団体はオリンピック、パラリンピックでもフランスが金メダルということ!!
すごい!おめでとう!フランス!
これは、フェンシング男子エペ団体はオリンピック、パラリンピックでもフランスが金メダルということ!!
すごい!おめでとう!フランス!
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