2016年7月8日金曜日

空白


ぼくは生きていて
君は死んで いる

谷川俊太郎著「悼む詩」
「エルサレムで君の死を知った」より

詩の冒頭の2行、目が釘付けになりました
2行目の空白の大きさに

本の縦書きとこの横書きは少し雰囲気が違います
でも何もない空白はそこにあります
それは変わらないのです
「君は死んでいる」ではないのです

懐かしい人たちのことを改めて思います
みんな「死んで いる」のです
私のこころに生きているのです

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