ハフポストの記事、タイトルは「援助したのになぜ狙われるのか」ではなく、「援助したからこそ狙われた」。私たちにとって発想の転換が必要と訴えます。
発展途上国が海外からの援助によって、インフラが整備されたり、生活基盤が安定する、それは事実であっても、援助する側と援助される側のバランスが崩れたり、現地の人の中での格差が生じたりするなど、私たちが「援助」とは素晴らしい行為と「単純に」思っていることとは違う現実があるという指摘です。
近代的な便利な世の中にするために、先進国が開発途上国に行う援助。その恩恵は計り知れないものだとしても、その土地に根付いた価値観が大きく変化することは間違いありません。その変化に対して取り残された、居場所がなくなった人たちが出てくることも十分に考えられます。特に若い人たちの判断基準がぐらつくこともきっと増えるはずです。
今回のバングラデシュのテロに関して、一つの意見を単純に信じることはできません。ですが、色んな考え方があるということはわかっていたいものです。
日本人7名を含めた多くの亡くなった方々への哀悼の気持ちを大切に。そして事件から何を私たちが知り、考えていくべきか。日々の出来事の中での学びは続きます。
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