2016年7月19日火曜日
ジャパンを背負うということ
日本のスポーツ選手が海外に遠征する時には、そのユニフォームには必ずJAPANが入ります。国を代表する選手としての遠征ですから当然としても、その代表の座を獲得するまでの道のりは、競技によって色々です。
日本ではそれほど選手数が多いとはいえない健常者フェンシング。それでも、海外遠征でJAPANをつけることができる選手は、ごく一握り。国内で勝ち上がった選手だけに許されるマークです。
競技人口が健常者フェンシングとは比べ物にならないほど少ない車いすフェンシング。現在までにJAPANをつけた選手は10人ほど。障がいの程度によって試合のクラスが変わるので、海外の大会に参加して、クラス分けを受けることが、車いすフェンサーの必要条件。
現役時代、自身でJAPANをつけることが叶わなかった監督。簡単にJAPANをつけて海外に遠征する車いすフェンサーを複雑な気持ちで眺めています。競技をするのは個人であっても、日本人として、JAPANをつけている自覚をもってほしい、監督はそう願っています。プレッシャーを与える意味ではありませんが、日本を代表して競技している意識が欲しいのです。
強くなるために、車いすフェンシング、各選手の努力は続いています。JAPANを最初からつけてしまった彼らが、今後、実力で大きな大会で勝ち上がり、JAPANの選手として認められていってほしいものです。2020年東京パラリンピックという大きな目標があるのですもの。
・・・スタッフも一緒に走り続けていくことになります。体力勝負です!
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