サックス奏者、渡辺貞夫さんのコンサートに行ってきました。ブラジルの音楽仲間とのコンサートツアーの初日が京都。最初の曲はお互いにちょっと変じゃない、と感じているようなスタート。「ツアー初日はいろいろありますから、お許しのほどを」とのコメントも。
最初にブラジルに行ったのが1968年だとのこと。サンバやボサノバがすっかりからだに染み付いているなべさださんです。サックスを吹くだけでなく、ボンゴを叩いて、ドラムやパーカッションのメンバーとノリノリの演奏。飲み物を飲むでもなく、演奏しっぱなし、という感じです。
セカンドステージはストリングスの入った、ちょと違う雰囲気。途中、サックスのリード(吹口の部品)の調子がおかしくなって「2分だけください」と急きょ舞台のそでに引っ込んで修理。本当に何があるかわからない本番です。
京都のコンサートホールでポップなコンサートは珍しいこと。クラシックを聞き慣れた会場でも、かれのペースで観客をドンドン巻き込んだコンサートでした。前半後半、8曲ずつ、アンコール2曲。ロングトーンも見事に続く、82歳のジャズマン。ただただすごい!
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