2013年6月29日土曜日

風の電話

電話線のつながっていない電話ボックス「風の電話」のことをラジオで聞いたのは、つい先日でした。検索してみると、朝日新聞2011年5月12日の記事にこの「電話ボックス」のことがありました。 http://www.asahi.com/special/10005/TKY201105120083.html

この電話ボックスは、岩手県大槌町(おおつちちょう)の海を望む高台にある佐々木格(いたる)さんの庭に以前から設置されていたもの。震災後、佐々木さんは、自分の庭をメモリアルガーデンとして整備し、被災者やボランティアたちに解放しています。

電話ボックスにある佐々木さんのことば・・・

「風の電話は心で話します 静かに目を閉じ 耳を澄ましてください 風の音が または浪(なみ)の音が あるいは小鳥のさえずりがきこえたなら あなたの想いを伝えてください」

突然の永遠の別れをした多くの人たちにとって、亡くなった人たちと静かに向き合うことができる風の電話。

敷地内には、震災後2年たって「森の図書館」も整備されたとか。
http://ext.yahoo.co.jp/fukko/otsuchi01/

たとえ少しずつであっても、被災者の方々の心がほぐれていきますように・・・

0 件のコメント: