2010年11月30日火曜日

「自由落下法」

普通のことばで言うと簡単なのに、それを難しく言うと・・・という例です。「自由落下法」が何であるかおわかりでしょうか。今朝の新聞で見つけました。

つまり物をひっくり返して叩いて、それに付着しているものを落とす、そういうことなのだそうです。

小惑星「イトカワ」への7年越しの飛行を終えて帰還した「はやぶさ」。イトカワの微粒子を持ち帰ったとその業績が大きく評価されています。検査が終了して「念のため」はやぶさのカプセルをひっくり返して叩いてみたら・・・数百個の微粒子が落ちてきた。「棚からぼた餅」の収穫があったという記事。「最初からやる予定だったけれど、目視(もくし)で何もなかったから、やらなかった」そうです。

細心の注意を払って、顕微鏡を見ながらの作業で微粒子を探していたのに、「原始的」に叩いたら、いっぱい落ちてきた。カプセルを叩いた研究者の方、さぞかしびっくりなさったことでしょうね。その驚いた顔を想像して、何だか朝から楽しくなりました。

それにしても「目視」なんて言わずに、「目で見た時に」って言えばいいのに。字数に制限のある新聞記事を読みこなすは国語力が必要ということ。勉強になります・・・

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