図書館から借りた、宇宙飛行士向井千秋さんのご主人、向井万起男さん著「君について行こう」を読み終わりました。その中に「おしめ」の記述がありました。
宇 宙服に身を包んだ宇宙飛行士。打ちあげ準備の段階から、実際に打ち上げが成功して、宇宙ステーションに到着するまで、宇宙服を脱ぐことはできません。ファ スナー一つで脱ぎ着ができるものでもなく、一旦身体がその中に入ったら、「ちょっと、トイレ・・・」とはいかない状態です。
人類が宇宙を 目指して以来、多くの技術が開発され、改良されてきました。「おしめ」もその一つだと向井万起男さんは記します。
その技術革新を身を以 (もっ)て感じる私です。
母との同居をスタートさせた2007年6月。どんなおしめを使うのか、文字通り試行錯誤の連続でした。一日の排 尿パターンを考えてうまくやらないと、洗濯物がどんどん増えます。「これで良し」と納得できるまで、一ヶ月以上かかったように思います。
そ して、現在。たった3年の差ですが、おしめの関連商品の性能が一段と上がったことを感じます。
2月末以降、看護師さんやヘルパーさんに助 けてもらいながらの介護の日々。夜にしっかり寝られることが、私が在宅介護が続けられる最大の要因です。そしてそれをさせてくれるのが、「夜用おしめ」の存在です。
多量の尿を吸っても、肌にべたつかない(赤ちゃんのおしめや生理用パッドと同じです)。そのおしめのお陰で、私は普通の睡眠時 間を確保しています。夜中におしめを変える必要がないからです。
このようなおしめがなかった時代、古くなった浴衣(ゆかた)などをおしめ として使っていた時代。その頃の介護の大変さは想像を絶します。今、この時代の介護だからこその恩恵です。ありがたいことです。
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