2010年6月25日金曜日

奇跡の回復

「奇跡」ということば、新聞の見出しなどでオーバーな表現として使われるのを見て、ちょっと・・・と思うことも多い私。でも今回は、私自身が新聞記事を読 んで「奇跡の回復」と思ったのです。

先月の17日。学校から帰ってきた小学2年生の女の子が自宅前で見ず知らずの女に包丁で頭や胸などを 刺された事件が大阪でありました。「幸せそうな家族がうとましかった」という理由で、刃物を振り回した犯人。このところ続く理不尽(りふじん)な訳のわか らない事件の一つとして記憶しています。

命が危ぶまれていた被害者の女の子が、元気になって今月の8日に退院して、22日から学校に通い 出したというのです。事件後、約一週間のうちに3回も手術を受けたこの女の子が、医師も驚く早さで回復したとあります。

学校でみんなと一 緒に勉強できる嬉しさを大声で母親に伝え、学校から戻ってランドセルを置くと「ちょっと行ってくる」と玄関を飛び出して友達の家へ飛び出すこの女の子。身 体だけでなくこころも大きな恐怖を味わったであろうこの子が、事件後一ヶ月と少しでそこまで回復するとは・・・これは奇跡です。

入院中に も病室で明るく振る舞っていたそうです。退院後、母親と一緒に買い物に出かけた時、「犯人のおばさんはどこにいるの?ちゃんとご飯食べているかな?」と尋ね たそうです。小学校2年生の女の子が、自分を危(あや)めた犯人を思いやる、そんなことができるのですね。

左手の指がまだ自由に動かない ので、これからも手術が必要だそうです。普段の生活でまだ不自由を感じているこの女の子のやさしさに感激すると同時に、この子を育てた両親や環境の素晴ら しさを思います。


PS:ゆうべ徹夜をした人は、全国でどれだけの人数になるのでしょうか?夜は必ず寝る!と決めている私。・・・でも気になって5時半にラジオのスイッチを 入れました。決勝リーグ進出、サッカー日本チームすごいですね。日本中を沸き立たせてくれて、ありがとう!

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