2010年6月14日月曜日

植田正治

生涯、写真を撮り続けた植田正治(うえだしょうじ)。200点を超す彼の作品を見てきました。植田正治写 真展 ~写真とボク~|

昭和の懐かしい風景が並ぶモノクロの写真は、色彩を想像する楽しさがあります。シャープな構図は、現代的でも あり、四角いフレームの中に、躍動する世界を生みだしています。

「写真する幸せ」ということばがこころに残りました。カメラを手に して「嬉しくて仕方ない」一人の写真家の息づかいを感じた写真展でした。


写真展の紹介文、以下にコピーしました。

1913年に鳥取県境港市に生まれた植田氏は、生涯故郷を拠点として活動し続けました。その ため、その作品の多くは大山や鳥取砂丘といった山陰の誇る自然 が背景とされています。 マニュアルに囚われない自由な発想、常に斬新でどこかユーモアや遊び心を感じさせ る作風は国内外で高い評価を受け ており、被写体をまるでオブジェのように配する彼独特の「演出写真」を、写真の誕生の地・フランスではそのまま「Ueda-cho(植田調)」という言葉 で広く紹介されています。 それだけ高い評価を受ける巨匠的な立場にあった植田氏ですが、彼はあくまで自らを 「アマチュア写真家」と称し、 そのポジションにこだわり続けていたといいます。それは彼の、作品を残すことだけに囚われず「写真を楽しむこと」を重視する姿勢故でした。 そ の姿勢と世界観に魅了され、影響を受けるアーティストも数多くいます。 特にあの俳優・シンガーソングライターの福山雅治さんは1996年の 「HELLO」のCDジャケットの撮影を植田氏が担当して以来互いに交流を深め、植田氏も非常に刺激を受けたようで様々なコラボレーション作品を世に送り 出しました。福山さん自身も定期的に植田氏の個人美術館「植田写真美術館」にて写真展を開催しています。
(「京都で遊ぼう」のHP 展覧会の紹介文より)

植田正治写真美術館

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