6月に入ったばかりでもう祇園祭のこと?!
7月17日の山鉾巡行(やまぼこじゅんこう)の「曳(ひ)き手ボランティア」募集の朝日新聞の記事を見つけたのは5月23日のこと。
元来(がんらい)地域の関係者でまかなってきた山鉾の「曳き手」も、最近は広くボランティアを募集しないと人数が集まらなくなっています。伝統の行事に参加したい人も多いので、結構この「需要と供給」はバランスが取れているようです・・・が。
ここ数年、腹回(はらまわ)りの大きい「メタボ」な人が増え、数十年前から受け継がれる衣裳を着られない例が続出しているというのです。そして今年はボランティア募集時に、腹囲(ふくい)のサイズを事前申告してもらうことになったとか。
現 在、曳き手が着用する法被(はっぴ)や「すててこ」(白いショートパンツ)は昭和30~40年代、つまり1950年代後半から60年代にかけての時期に原 型ができ、補修したり、作り直したりしながら管理しているのだそうです。ですが5年ほど前からサイズが合わない例が増加しているとのこと。
体型での参加制限は今のところないようですが、衣裳が対応できない場合、応募者に自分で衣裳を用意してもらうこともあるのだとか。戦後、日本人がまだまだ「ほっそり」していた頃の衣裳が着られない人が増えたというのも、時代の流れなのでしょうね。
長い伝統を誇る祇園祭も、時代とともに変化していることがわかります。
曳き手の募集は5月29日で終了。今朝の新聞に、「祇園祭観覧席予約受付け」とあります。準備は着々と進んでいるようです。
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