「あなた、どなたでしたっけ?」
母の母、祖母が最晩年、よく口にしたことば
「あなたは誰?」と問いかけることもしない母
私のこと、娘だってこと、わかってる?
認 知症になると、長年連れ添った伴侶や、子どもであっても他人だと言うようになる。介護する家族としては辛いことだ。しかし、家族を忘れたのではない。現在 の体験の記憶をそっくり失い、過去の世界で生きるようになるのが認知症。本人にとって、家族とは、隣にいる年老いた夫ではなく、働き盛りの夫であったり、 学生服姿の子どもだったりする。
「自分は本人の心の中で生きている」と割り切ることが大切だ。本人が自分と友人だというなら、友人を演じればいい。最初は難しくても、現在の新しい関係を築ければ、精神的に楽になるはずだ。(認知症の人と家族の会 代表理事のことば)
早朝、久しぶりに玄関のドアを開けようとしていた母
「京都に帰りたいの・・・」
「あなたはここに住んでいらっしゃるの?」
今の私は母にとって何なんでしょうね
ちょっと知りたい私です
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