2008年11月28日金曜日

綱引き

大きな綱が一本あればできるスポーツ、それが「綱引き」。運動会で盛り上がる競技ですね。この綱引きが昔はオリンピック競技であったこと、初めて知りました。綱引競技とオリンピック大会

この綱引きのオリンピック復活をめざして孤軍奮闘している日本人がいらっしゃるとか。富山県特産の干し柿農家の高橋喜良(きよし)さん(56)。アジア綱引き連盟のたった一人の普及推進委員長として、手弁当でアジア諸国を飛び回り、綱引き競技の普及を推進中。

 綱持参で、海外に乗り込み、大会を開いている。台湾・マカオ・ベトナム・ラオス・・・。通訳を探し、手作りの教本で国際ルールを教え、審判も育成する。
 綱引きそのものは各地にあるが、8人ずつで引き合う国際ルールは浸透していない。スポーツとして、作戦や駆け引きの重要さも教える。
 つてを便り、現地でまず綱引きの話をする。言葉が通じなくても「一杯飲みながら、一生懸命思いを伝える」。(朝日新聞11月21日「ひと」欄より)

オリンピックもパラリンピックも、単に選手個人の競技能力だけでなく、使用する装具やユニフォームによっても実力に差がついてしまうのが最近の傾向です。スポーツそのものが、ビジネスとなり、国際大会のあり方にも種々の問題が出ているのが事実です。

「お金がなくても綱一本で盛り上がる。いい競技やちゃ」と言う高橋さんの言葉にうれしくなりました。

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