オバマ次期大統領が当選後初の記者会見を行ったのが7日。そのビデオをCNNで見ました。山積する課題に関して、手元の資料に目を落としながらですが、カメラを通して多くの人に語りかけるその話術は、この選挙戦を通して一層磨かれたものになっています。
質疑応答に入ると、オバマ氏自身が記者の名前を呼ぶのです。この会場にいるのは、当然長期にオバマ氏を「おっかけて」いる記者でしょうが、いとも簡単に名前を呼んでいるのは不思議でしたが、新聞によると、質問する記者はあらかじめ決められていたそうです。「メディア対応に慎重な次期政権の姿もかいま見えた」とありました。
オバマ氏は「リン・スイート?」と記者の名前を呼び、彼女がけがをしているのを見つけて、「その腕はどうしたんですか?」と尋ねました。女性記者は「グラントパークの会場で肩から転んだのです」と答えたのです。前夜のシカゴでの当選受諾演説会場でのケガだと聞いて、「多分あなたケガが会場での最大の事故だったのでしょうね」と返答して会場の笑いを誘っていました。
記者達が、以前の「オバマ上院議員・Senator Obama」という呼び方から「オバマ次期大統領・President-elect Obama」と正式な呼び名を使っている記者会見でしたが、緊張した雰囲気の中で、軽快なユーモアを返すオバマ氏の笑顔が印象的でした。
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