現在母は週に二回、二つの施設に「「お出かけ」しています。土曜日に出かける「デイケア」は、若い男性職員も多い、元気のあるにぎやかな施設です。入浴、リハビリ、レクリエーションなどプログラムも多彩です。一方、火曜日 に出かけるところは、多くても10人ぐらいが集う、一般のお宅を改装した「デイサービス」です。ゆったりと女性ヘルパーさんたちが対応してくださいます。
「デイケア」と「デイサービス」、この分類は・・・と言うと、はっきりと分かれてはいない、というのが正解のようです。事業本体が病院系なのか、福祉施設系なのかによって分かれるという説もあるようですが、これとて、はっきりした区分にはなっていないようです。
介護ビジネスが拡大してきたのは、そんなに古いことではありません。昔からヘルパーさんの派遣業はありましたが、現在のように大々的に「ビジネス」として色んな企業が参入してきたのは、2000年4月の介護保険導入以降のことです。その中で多くの業者が乱立し、淘汰されてきているのも事実です。そして介護保険そのものもドンドン内容が変わり、ケアマネージャーさんたちもその変化への対応に四苦八苦だと聞いています。
そんな中で、「デイケア」と「デイサービス」の用語ははっきり区別されないままに使われている、それが現状のようです。
去年の夏頃、母に出かける機会を作ろうとした時、地域包括支援センターの方から頂いたアドバイスは「色んな施設を見学してください。それぞれ違った雰囲気ですから、本人が気に入る場所を探すのが一番大切です」ということでした。
最初に見学したところにお世話になってかれこれ10ヶ月。そしてこじんまりしたデイサービスに通い出して1ヶ月。93歳で、色んな状況に対応できる母は大したものです。
昨日、母を迎えに行った時、「今日は車いすでショッピングセンターにみなさんと出かけました」と報告を受けた私はただただびっくり。在宅の日はほとんどじっとして、何もしない母がショッピングセンターに出かけた!!
家族ではできない「刺激」を受けながら、母の週2回の「お出かけ」が続きます。
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