2018年10月12日金曜日

日本人って?

国際ラグビー協会の規約で各国の代表選手の選考基準は次の通り:
1)出生地が当該国である
2)両親、祖父母のうち1人が当該国出身である
3)当該国で3年以上継続して居住している

この選考基準では選手の国籍には触れていず、上記の条件のどれかを満たせばどの国でも代表選手として試合に参加OKなのです。

全米オープンで大坂なおみ選手が優勝して以来「日本人とは」を考える機会が増えたように思います。大坂選手はラグビーの規約では完璧な日本人代表です。日本語がたどたどしいとしても、全く問題はありません。

日本人は国籍に関してとても神経質な国民である、という文章を目にしたことがあります。日本国のパスポートを持っていることが日本人の条件と考える傾向があるようです。日本にずっと住んでいる人でも「日本人」という範疇からは外れてしまうのです。

我が家の息子と娘は日本のパスポートを持っています。居住地はアメリカです。日本人としてのアイデンティティはあるけれど、それは個人的な日本との繋がりであり、自分たちが暮らしていくのはアメリカという国を選択しているのです。

大坂なおみさんも自身のアイデンティティとして「私は私」と語っています。国籍や人種とらわれず、まず全ての人が「自分とは」を考えることから、お互いを大切にできる人間関係ができていくのでは、と思う私です。


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