NHKラジオの健康ライフという番組で「100歳まで元気に生きるには」というタイトルで予防医学研究者の石川善樹さんが話していました。
気の持ちようが寿命に影響する、とのこと。
アメリカで630人を23年間追跡調査した結果、老後に対して明るい展望を持つ人と、衰えていくことを心配する人とを比較すると、7.5年の寿命の差が出たというのです。
前向きに考える人たちは、未来に対しての選択肢をより多く思いつき、いい選択が可能になる。身体の中でも、細胞レベルで老化の進みが、後ろ向きな考えの人よりも遅いという研究もあるのだそうです。
加齢に対する社会規範が変わることが大切だと石川氏はコメントしています。世界の長寿地域においては高齢者を尊ぶ価値観があり「お若く見えますね」という挨拶が失礼だと捉えられることがあるほど、年を取ることがポジティブに捉えられているのだそうです。
昔の日本でも、高齢者は周りのみんなから一目おかれ、地域の中で暮らしていたはずです。近代の西洋的な「若いことはいいことだ」という考え方から離れ、これから高齢になっていく人たちが「素敵な高齢者」となって若い人たちに模範を示していけば、これからの日本も考え方が変化していくはずだ・・・とも。
どんな経験でも、過去を後悔せず、「今」を感謝する生き方が必要なのでは・・・
心せねば、と思います。
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