私にしては遅い時間、ラジオから聞こえてきたことば
「自然死」
話していらしたのは京都在住の医師中村仁一さん
「大往生したけりゃ医療とかかわるな」という本の作者
現在老人ホームの施設医師の中村さん
「自然死」を見つめるお医者さま
以前、先生の講演も聞いたことのある私
起き上がってメモを取りました
自然死を見たことがない現代人
病院では最後まで治療を続ける
枯れることを邪魔する行為
酸素吸入や点滴は苦しみを与えることに
それは「できるだけのことをした」という家族の自己満足
老衰して寿命を迎えるのは、成長の逆のプロセスをたどる道
本能である食欲がなくなる
自力で食べなくなれば、医療は終了
老人への食事介護はしないという国も世界には存在する
枯れていく老人は死に時(どき)がきたから
食べずに飢餓状態となっていく
βエンドルフィンが出てくるから本人はいい気持ち
脱水、酸欠、炭酸ガスがたまる、
それによってウトウトしている
静かに死への道をたどっていく