桜島、箱根大湧谷、そして昨年の木曽御嶽山、このところ火山活動が活発化している日本列島。
私たちの生活にとって噴火の恐怖ばかりが気になる火山ですが、長い地球の営みの中で、地球内部の栄養分を地表に届けて土壌を若返らせる働きををしているとか。火山国日本はその恩恵を十二分に受けていて、縄文時代から人々が定住した農耕文化が発達したのもその理由からだそうです。
資源のない国、日本と言われるけれど、近代化以前の日本は外国からほとんど資源を輸入せずに自給自足の経済が成り立っていた。それも火山がもたらした豊かな土壌と、適度な降雨のおかげで、食料や木材など生活に必要な物資の大半を手に入れることができていたからなのです。
江戸時代の生活に戻るわけにはいきませんが、「もったいない」のことばを生み出した日本人が持っている生活感を取り戻すことができたら。そして、自然との共存を続けてきた日本人本来の感覚を思い出せれば、現代の日本人の生き方や考え方も変わってくることでしょうね。
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