2015年ラグビーワールドカップの日本代表には外国出身者が10人います。ラグビーが盛んなニュージーランド、オーストラリア、トンガ出身の人たちです。
知人が「日本代表というのにはな・・違和感あるな・・・」と。カタカナ名が並ぶことに抵抗があるのでしょう。「見かけ」も違うから。
ラグビー代表資格は以下のいずれかを満たしていればOKです。
1. その国・地域で生まれた
2. 両親、または祖父母の一人がその国・地域で生まれた
3. 36ヶ月以上、その国・地域に居住している
現在の外国出身の日本代表の10人中5人は日本国籍を取得。高校時代から日本に住んでいる人、日本の企業チームでプレイする人、彼らにとって日本は「自分の国」となっているのです。
プレイスキックで有名になったナンバー15の五郎丸歩選手が「彼らは母国の代表より日本を選び日本のために戦っている最高の仲間だ。国籍は違うが日本を背負っているこれがラグビーだ」とツイッターで発信。
試合終了のホイッスルを「ノーサイド」と呼ぶラグビー。試合が終われば敵も味方もなく、お互いの健闘を讃え合うことの象徴となることば。日本チームの中もノーサイドの絆がしっかり育まれているのですね。