そんな折、朝日新聞に「中之島どくしょ会に後藤正治さん」という小さな囲みの案内が出ました。著者ご本人がこの本についてお話なさるとの記事。これは行かねば、と申し込みました。そして、図書館から借りるのをあきらめて、新刊書を購入しました。
朝日新聞のコラム「天声人語」歴代の著者の中でもとりわけ有名なのが深代惇郎(ふかしろじゅんろう)さん。46歳で亡くなるまでの2年9ヶ月、書き続けた彼の天声人語は、今も名文として語り継がれています。戦後、新聞が日本のジャーナリズムをリードしていた時期の深代氏の交友関係を詳しく記しながら、この希代の「新聞の書き手」を浮き彫りにしていきます。
37階からの夜景 |
後藤正治さんの文章は以前からよく読んでいたのですが、今回のこの本も、グングン引き込まれていきました。360頁の本が終わるのがもったいないような、そんな気分になったほどです。
中之島フェスティバルタワー37階の「どくしょ会」の会場は、熱心な本好きの方々が一杯。今年の誕生日の夜はちょっぴりまじめな時間を楽しみました。
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