2013年11月21日木曜日

台風慣れ

台風30号がフィリピンに残した爪あと。東日本大震災の津波被害の情景を思い出します。津波と違って、台風は襲来が予想されていたのに、人的被害の数も日々に増加します。

フィリピンの人の「台風慣れ」が今回の被害拡大の要因では、というニュース解説を耳にしました。「まず大丈夫だろう」という気持ちだったのでしょうか。CNNのウェブ版では、この台風がフィリピンを襲う2,3日前から、「最大級の台風襲来」と警告を発していました。

今回の被災者の多くが、防波堤もない海岸線の空き地に住み着いた人たちだった、とも聞きます。その人たちは、今回の台風襲来を前もって知り得なかったのかもしれません。

情報が氾濫する現代でも、情報が行き届かないで、生命を落とす人たちがいる。単に「台風慣れ」では済まされない、そう思いました。

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