「ベルリンフィル 12人のチェリストたち」 開演前、12の椅子が並んでいます。ベルリンフィルのチェロ奏者12人のコンサート。
チェロという楽器を知りつくした作曲家や編曲家による「12人のチェリスト」のための曲の数々。 メンバーは入れ替わりながら、今年結成40周年。最高のテクニックを駆使した演奏は、チェロだけとは思えない豊かな音色、まるでフルオーケストラ。
メロディックな曲から拍子がコロコロ変わる現代曲も。プログラムの後半はタンゴやビートルズなど、ポピュラーな曲の組み合わせ。
舞台右上の好きな席で、演者を間近に見て楽しんだ私。アンコールの二曲目、ピンクパンサーが終わって、席を立ったのですが、ロビーのモニターで、チェリストたちが再度座ったのを見て後ろのドアからあわてて会場に飛び込みました。
正面奥で最後に聞いたのは「荒城の月」。哀愁に満ちたメロディーがホール全体を包みました。 プログラムの曲が終わったところから、拍手は会場全体に響き渡っていましたが、荒城の月のあとは聴衆全員の「スタンディングオベーション」。京都コンサートホールがあんなに沸いたのは初めての経験。体中でチェロを堪能した夜でした。
PS: YouTubeで 「Die 12 Cellisten」を検索してみてください。色んな動画がアップされています。
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