少子化と言われる日本で、施設で育てられる乳幼児が多く存在しています。一人の職員の膝を取り合う小さな子どもたち。みんな自分の方を向いてほしいのです。施設では人間関係の基礎作りが難しいのが現状だとか。できることなら、里親を見つけ、養子として育ってほしい、日夜子どもたちの世話をする職員の方々の願いです。
以前の日本では「養子」とは家の存続のためであり、血のつながりを強く求める傾向がありました。現在、養子を考える人たちも、できれば0歳から1歳までの、それも女の子を、そして障害のない子を希望するのだそうです。 ただでさえ、養子になる可能性は低いのに、3歳以上の男の子の場合、国内での養子縁組はほぼ不可能とか。
テレビの番組で紹介された3歳の男の子は、国際養子縁組が成立して日本在住のアメリカ人家族に養子となりました。「将来、日本語と英語を理解して、二つの国をつなぐ人に育ってほしい」。アメリカ人養父のコメントです。
「家庭の必要な子どもに家庭を与えたいのです」という国際養子縁組の親の人たち。一人でも多くの子どもが家庭で育つことができますように。
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