2013年4月20日土曜日

ユジャ・ワン

久しぶりに京都コンサートホールでのピアノリサイタルに出かけました。ピアニストは26歳の中国出身のユジャ・ワン。黒いミニスカートのドレスに、10センチ以上もあるハイヒール。

圧倒的なテクニックと表現力の演奏。一曲が終わるたびに、聴衆はため息にも似た息遣(づか)いをしてから、ピョコンと素早くおじぎをするユジャ・ワンに、割れんばかりの拍手を送ります。

モーツアルト、ベートーベン、ショパン、リストなど、ピアノリサイタルには必ず入っているような作曲家の作品は全くなし。スクリャービン、プロコフィエフ、リーバーマン、ラフマニノフ、と近代の作曲家の曲が並び、私にとっては全て初めてのものばかり。

若い女性のピアニスト・・・だからでしょうか、会場には殿方(とのがた)の姿がいつもより多いような、それも一人ずつ・・・

あのかかとの高いハイヒールでペダルを踏むのは大変だろうな、練習の時にもはいているのかしら、などと余計なことを考えていた私。全く初めてのタイプのピアノコンサート。5曲もアンコールをこなす、ユジャ・ワンのバイタリティーには完全に脱帽でした。


彼女の演奏のYoutubeです。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=8alxBofd_eQ


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