ボストン・マラソンの爆発事故は、フィニッシュラインの近くだったこともあり、多くのビデオ映像が残されています。
事件直後の映像で、負傷者を車いすに乗せて運んでいるのを何度か目にし、「どうしていくつも車いすがあるのかな」と少し解(げ)せなかった私です。フィニッシュ後に倒れた人を運ぶために用意されていたとしたら、フィニッシュ地点から運んだのかな、そんなことも考えていました。
娘との電話から、事故直後の現場の様子がより詳しくわかりました。
・ 爆発現場にメディカルセンターがあり、そこに車いすがたくさんあった
・ 完走後、ランナーを搬送するために救急車もスタンバイしていた
・ 完走したランナーのケアをするために、ボランティアの看護学生がたくさんいた
爆発事故は戦場のような現場となったはず。ミッシェルが目にした状況はさぞかしすさまじいものだったことでしょう。「野戦病院」となったボストンの病院の医師たちも、戸惑う暇もなく180人近い負傷者の対応をしていたはずです。
娘の友人、ミッシェルが巻き込まれたことで、よりその悲惨さにこころが痛みます。娘がFacebookに「日本からも祈っているよ」と書き込んでくれたそうです。