2013年2月9日土曜日

男女格差報告

2012年の「男女格差報告」、135カ国のうちの101位となった日本は、前年より3つ順位を落としたそうです。この報告は、ダボス会議を主催する世界経済フォーラム(WEF)が政治、経済、健康、教育の4分野での男女平等の度合いを評価したもの。

女性の議員や企業幹部が少ない日本。政治の項目では110位の最低水準。

女性の教育レベルが高いのに、労働市場でうまく活用されていないため、教育投資に見合う利益が出ない結果になっている現状。男女の雇用格差をなくすことができれば、日本の国内総生産(GDP)が16%増えるという研究結果とか。

この報告の1位はアイスランド、2位以下はフィンランド、ノルウェーの北欧諸国が上位を占め、米国は22位、中国は69位。

リストの中で、目を引くのが8位のフィリピン。アジアではダントツトップ。子供は「神様の贈り物」と考える社会は、女性にとって出産と子育てにストレスが少なく、それが子沢山につながり、職業上の男女差別も少ないために産み分けもないのだそうです。大家族の中での子育てが普通となっている社会では「妊婦の責任は産むことだけ」とまで言われるほど。

少子化が大きな問題となる現在の日本。女性が生きやすい社会は、もちろん男性にとっても生きやすいはずなのですが・・・

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