2013年2月23日土曜日

数の数え方

日本語を勉強する留学生たちが苦労することの一つが、日本語の物の数え方です。

一本(いっぽん)、二本(にほん)、三本(さんぼん)、四本(よんほん)、五本(ごほん)のように、よく使う「本」の読み方も「ぽん」「ほん」「ぼん」と使い分けなければなりません。

近頃はあまり使わなくなったようですが、束という言葉を使う場合、一束(ひとたば)、二束(ふたたば)、三束(みたば)、四束(よたば)、五束(いつたば)というように、今度は数そのものの読み方が普通と違ってくるものがあります。

もっとも、この場合、「ふたたば」「みたば」「よたば」「いつたば」などは、今の日本の若い人でも読めないでしょうが・・・

英語のように、数字はone, two, three, four, five・・・とどれも同じであるのはなんと便利なのでしょうか。

日本語はむずかしいとよく言われるが、これは世界に向かって誇るべきで、そのむずかしさこそ、繊細にして豊かな表現力を持つ日本言語文化の特徴なのである。

元NHKアナウンサーの山川静夫氏が書かれた文章です。

パソコン、スマホが全盛の時代だ。便利さにかまけてみんな無言で操作しているようだが、発音や発声、そして読む力の弱体化が心配である。

言葉の「ご隠居」のメッセージ、私も大いに納得でした。

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