NHKラジオで、吉村昭さんの短編、「梅の蕾(つぼみ)」の朗読を三度(みたび)耳にしました。最初は2011年7月。感激して30日のブログにその内容を記しました。
http://gorosatomama.blogspot.jp/2011/07/blog-post_30.html
昨年も3・11を前にして再放送がありました。そして、今年は3月23日土曜日の放送。本当の偶然なのですが、土曜日8時5分からの朗読の時間で3度もこの話を聞くことができました。
三度目ですから、内容はすべて承知しています。でも、診療所の先生の奥さんが亡くなり、そのお葬式に200人もの村人がやってくる場面は、その情景が浮かんできて、今回もジンとなりました。
40分の朗読の中の物語。何度聞いてもこころに響いてきます。
「この小説は三陸海岸が舞台になっています。以前のような穏やかな村の暮らしが一日も早く戻ることをお祈りしています」 三度目の放送で、アナウンサーがこう言って番組を締めくくりました。
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