阪神大震災について、毎年、的確なコメントをなさる内橋克人氏のビジネス展望を聞きました。
現在の状況は・・・
・被災者の高齢化が進み、孤独死が増加傾向
・災害援護資金の返済に苦しむ人の存在
・借り上げ住宅(民間から借り上げて家賃支援のある住宅)の
期限(20年)が近づいて、住み慣れた地域からの
「住み替え」を迫られる人たち
・巨大再開発事業(例:神戸市長田地域、40ha)の停滞と、
住民の不満の増加
東日本大震災の復興を考える時、阪神大震災のこの経過をふまえ、「復興」とは何かを改めて考えるべきであり、生存者にとっての真の意味での「人間復興」の重要性を話され、そのためには、社会全体が変わっていかなければならない、と強調された内橋氏でした。
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