2012年3月15日木曜日

二つの国

二年ぶりに開催されている大相撲大阪場所。場所直前に横綱の白鵬がインタビューを受けていました。

モンゴル人の白鵬は、2000年に来日した時には、体が小さく、受け入れてくれる相撲部屋がなく、モンゴルに帰国する日が決まっていた中、偶然紹介された宮城野部屋に入門。天性の体の柔らかさと努力で横綱まで上り詰めた白鵬はまだ26歳。

結婚相手が日本人だったことで、モンゴルではブーイングが出た、と聞いたことがあります。郷土の英雄が「現地の人」と結婚してしまうことへの抵抗感があったのかもしれません。

ですが、白鵬は誰もが認める「立派な横綱」、「横綱らしさ」を体現するお相撲さんです。今の日本人が忘れてしまった「日本人らしさ」を感じさせてくれるお相撲さんです。相撲に関する知識も深く、大横綱双葉山を心から尊敬しているようです。

白鵬がラジオで答えていました。「二つの国が持てるのはとても幸せです」と。

長年日本人の生活に溶け込んで生活している外国出身の人たちの数が増えています。日本の社会を豊かにしてくれる「外国人」の人たちと、もっともっと自然におつきあいしていける社会になってほしいです。

0 件のコメント: