何とも難しいタイトルになりました。「限界効用逓減(げんかいこうようていげん)の法則」とは、ありがたさがだんだん減ることを意味する経済学の概念だそうです。
現代社会は、消費こそ美徳として、どんどん「もの」を手に入れる努力をしてきました。たった一個のキャラメルを手にして、飛び上がるほどうれしい感覚は、今の日本の子どもは感じることはできません。何でも欲しいものは手に入る「はず」と思っているのは、子どもだけでなく、大人も同じこと。
でも、それがあやしくなってきました。使い放題だと思っていた電気も節約しないと止まりそうです。全ての資源も有限であることは明らかです。
2011年3月11日、日本は大きな課題を突きつけられました。今後どんな生活をするのか、国として、個人として真剣に考える課題を与えられたのです。ほぼ一年たって、災害復興だけでなく、残念ながら、国の将来の見通しはまだまだ見えてきません。
私たち一人一人が自分の生活を基本から見直す時期となったようです。「もの」について、「エネルギー」について、「仕事」について、「人間関係」について、などなど。
今、手元にある(持つ)「全て」が、「なんてありがたい」、そう思えるためにも・・・
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