2012年2月22日水曜日

南相馬市長


福島県南相馬市市長桜井勝延(かつのぶ)氏、2011年3月26日、震災後2週間たった時期にユーチューブにアップされた動画です。この動画は世界中の人に届き、米タイム誌が選ぶ「世界で最も影響力のある100人」に桜井氏は選ばれました。21日のNHKラジオビタミンでそのお声を聞きました。

震災後11ヶ月経っても、まだ手つかずで荒れ果てた地域がある現状。「がれき」という言葉には抵抗があり、そこに住んでいた人たちの気持ちが詰まったものを今後の復興の資材として活用したい、というコメント。南相馬市のトップとして、住民の気持ちをしっかり把握した方の発言です。

大きな災害の時に自分が市長職にあるのは、自分がやるべきだからこそだと思う。被災者の支援はまず「心の再生」が第一であり、東京電力の対応は、賠償をすればいいのだ、という態度で、全く人の「こころ」を考えていない・・・重い発言が続きます。

「もう何があっても動じることはありませんね」 と話される桜井さんの、この11ヶ月の日々の重さを感じます。

26日の東京マラソンには、福島の復興を願って出場なさるとか。私たち一人一人ができること。それは「忘れないこと」ですね。

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