ずっと昔のこと。小学生の私の通知簿。担任のコメント欄によく書かれていたことば。
「もう少し根気強く取り組めば、成績の向上が見込めます」
・・・つまり、私は根気のないこどもでした。
そして、現在も、一つのことを「コツコツ」やり続けるのが苦手です。
「いっしょうけんめい」が苦手です。
「一生懸命」が本来は「一所懸命」であるとのお話を聞きました。
気楽なお坊さまの講話の中に出てきました。
武士が所領地を「命をかけて守る」という本来の意味から、「いっしょけんめい」が「いっしょうけんめい」となったそうです。
そのお坊さまがおっしゃいました。一生をかけてがんばるというのではなく、今、ここ、「一所」においてやるべきことをしっかりやっていくことです・・・と。
何事も長続きしない私にとって、まず「今」をしっかりやっていこう、というお話はストンと理解できました。「これならできるかな」と思いました。
あれこれ散漫に興味が移るこの性格はもう変わりそうにありません。だからこそ「いっしょけんめい」を覚えておくことにします。
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