2011年6月2日木曜日

いい加減に・・・


私の祖母はお風呂にゆっくりつかっている時、「いい加減だね・・・」とほっこりした顔で言っていました。本来、このことばには「ちょうどいい加減」の意味があります。

ですが、このことば、最近使われている用法は以下のものが多いようです。

 1. 仕事を最後までやり遂げずに途中で投げ出すさま。投げやり。おざなり。無責任。
  「―なやり方」「―な人」

 2.  相当な程度に達しているので、ほどほどのところで終わってほしいさま。
  「―に雨もやんでほしい」「冗談は―でやめてくれ」

 3.  かなり。相当。「―いやになった」「―飽きがきた」


鎌田實氏のブログの最後の文章にも「いいかげん」があります。原発事故263: かまたみのる公式ブログ 

「いいかげん、自民党も民主党も、国民の側に立って政治をしてもらいたいものだ。」

そうなんです、国民はもう「いいかげんにしてくれ!」なんです。

内閣不信任案が提出されて混乱の極みとなった日本政治。今政治家は何をすべきか。そんなことがわからない人たちなんでしょうか。新聞・ラジオ・テレビ、そして一般の人たちみんなが「おかしいよ」と言っているというのに。

朝日新聞社:社説6月2日


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