2008年8月2日土曜日

二冊のノート

手元に二冊のノートがあります。昨年6月、母が我が家に戻った6月6日の少し前から書き始めたノートです。介護生活への自分なりの想いをつづった後、母との日々をあれこれ書いています。

母の生活が落ち着くまで、というより、私自身が落ち着くまで、7月の末あたりまでは、連日、時間毎にメモが続きます。メモというより、私の気持ちを爆発させるような文章が並びます。

そして、その後は一日の出来事が数行書いてあるだけ。それも次第に記載する日付が飛び飛びになります。

私の混乱が母の混乱を呼び、私自身が自分の感情をコントロールできなくなり、にっちもさっちもいかなくなった日々、今はそれがとても遠いことのように感じます。あの混乱の頃は今の平穏さなど、想像できませんでした。

ヘルパーさんの入浴介助や訪問看護師さん、デイケアにも通い出して母の生活にリズムができ、私自身の生活もとてもおだやかになりました。

介護を一人で、もしくは家族だけで背負い込むのは不可能です。色んな助けをドンドン借りていかないと続きません。色んな情報をもらって、私は色んな「助っ人」に支えられています。

みんなが助け合って生きている。介護を通して私が学んだ大きなレッスンです。

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