日本語を学ぶシリアの女子学生が奨学生試験に合格して9月から日本の大学に留学するというコラムの紹介を4月10日のブログにアップしました。その後日談。
内戦が泥沼化しているシリアのダマスカス大学の日本語・日本語文学科が学生の募集を中止。日本人の教師が退避し、シリア人教師も不足しているので、学科が続けられなくなりました。
現在の学生数は34人。爆弾の音が遠くで聞こえる中、学生達は学んでいるというのです。日本研究者になる夢を持つ学生は、宮崎駿監督のアニメ作品に魅せられているとのこと。日本の大学で学ぶための奨学金を獲得するのは至難の業。たとえ私費留学をしようとしても、身元保証人がないと実現しないのが日本への留学。日本に関心を持ってくれる学生達への日本からのサポートは届いていないのです。
学生達はインターネットの動画サイトで折り鶴の作り方を学んで、教室に飾っています。自分たちの夢が叶うように、そしてシリアに平和が訪れることを祈りながら・・・
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