2013年7月13日土曜日

不思議なこと

7月6日、白川通を車で北に走っていた時、ふっと友人の家がどうなっているのか気になって見に行きました。ご両親が亡くなったあと、無人になっているのですが、彼女のお家はそのままでした。

そして、その二日後、同期の仲間から、彼女が6月末に亡くなっていたことを聞きました。東京芸大を卒業後、ウィーンのオーケストラでバイオリンを弾いていた彼女、京都のお姉さまにとっても寝耳に水の「病状悪化」の知らせが届いたのだそうです。彼女のお骨が京都に戻った日は、私が彼女の家を見に行った「その日」でした。

先月末、スカイプの画面に彼女のアドレスが突然出てきたのです。受信したのかどうか、わからないままでしたが、確かに彼女の愛犬の写真が出てきたのです。「そんなはずはない」のです。でも、見たのです。

不思議なことが二つ起こりました。

数十年、クリスマスカードのやりとりを続けていました。車いすフェンシングのヨーロッパ遠征のあと、一週間、のんびりウィーンで居候しました。ずっと離れていたけれど、気持ちの通じる友人でした。旅立ちを教えてくれた・・・私にはそう思えて仕方ありません。


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