「お母さんの症状が急変した時、救急車を呼びますか?もし呼びたいと思うなら、在宅介護はしない方がいいですよ。もちろん僕は駆けつけますが、病院のような処置はできませんから。」
90歳を越した母はゆるやかに老いの坂を下っていきました。自然な道をたどって行きました。母方の祖母、父方の祖父、いずれ旅立ちも自宅で経験した私は、母の場合もそれが自然だと思っていました。
そして、実際、その通りに、静かに母は旅立ちました。
回復不能になった場合、「濃厚な医療はいらない」という意思表示をする高齢者が増えているものの、実際に「その時」になった場合、家族の気持ちの揺れから、本人の思い通りにならないことが多いのだそうです。本人の意志、医療側の判断、家族の思い・・・なかなか一致するものではありません。
先日NHK特集で見た「家で看取るということ」。在宅看護をする家族の心の揺れが描かれていました。不安も含めて、それを支える在宅診療の医師や看護師、ケアサービスの方々。このチームがしっかりしていれば、家族の心はどうにか持ちこたえるようです。
母の看取りの条件がいかに素晴らしかったか、番組を見ながら改めてそれを感じた私です。
先日NHK特集で見た「家で看取るということ」。在宅看護をする家族の心の揺れが描かれていました。不安も含めて、それを支える在宅診療の医師や看護師、ケアサービスの方々。このチームがしっかりしていれば、家族の心はどうにか持ちこたえるようです。
母の看取りの条件がいかに素晴らしかったか、番組を見ながら改めてそれを感じた私です。
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